3秒サマリー 大飯4号機は、夏前の供給力カレンダーで確認すべき118万kWの大型電源です。関西電力は、原子炉起動と調整運転開始予定を公表しています。原子炉起動は5月26日、調整運転開始は5月28日、本格運転再開は6月22日の予定です。論点は再開そのものより、工程が予定通り進み夏季需給にどう織り込まれるかです。

要点

  • 関西電力は5月25日、大飯発電所4号機の起動・調整運転予定を公表した。
  • 大飯4号機は加圧水型軽水炉で、定格電気出力は118万kW。
  • 第21回定期検査は2026年3月4日に開始済み。
  • 原子炉起動は5月26日、臨界は5月27日、調整運転開始は5月28日の予定。
  • 本格運転再開は、総合負荷性能検査終了予定の6月22日。

大型電源の復帰は、日付で見る

原子力発電所のニュースは、賛否の話に寄りやすいテーマです。ただ、需給や供給力を見る時は、まず工程を落ち着いて確認したいところです。いつ起動し、いつ並列し、いつ本格運転に戻るのか。そこが実務上の読みどころになります。

大飯4号機は定格電気出力118万kWの大型電源です。夏前に定期検査から戻る工程は、関西エリアだけでなく、広域的な供給力を見る上でも確認しておきたい材料です。

3月開始の定期検査から、6月再開へ

関西電力の発表では、第21回定期検査は2026年3月4日に開始しています。原子炉起動は5月26日、臨界は5月27日、調整運転開始は5月28日。本格運転再開は6月22日の予定です。

今回の定期検査では、大型機器や1次系配管等の取替え・増改造工事はなかったとされています。一方で、2次系配管の超音波検査や一部配管の取替え、蒸気発生器伝熱管の検査、燃料集合体の取替えが示されています。

今回の確認ポイント

見る項目今回わかっていること追加で見たいこと
電源規模定格電気出力118万kW需給見通しへの織り込み
工程6月22日本格運転再開予定検査進捗による変更有無
定期検査3月4日開始次回定期検査は2027年6月中旬予定
保全配管検査・一部取替え長期運転の保全計画
需給影響夏前の供給力材料他電源・需要との重なり

このニュースは、単に「再稼働する」というより、夏前の供給力カレンダーとして読むと分かりやすくなります。

次に見るポイント

次に見たいのは、6月22日の総合負荷性能検査終了に向けた工程が予定通り進むかです。工程は作業や検査の進捗で変わる可能性があります。

また、夏季需給見通しの中で、この電源がどのように織り込まれているかも確認したい点です。大きな電源ほど、稼働時期のズレが予備率の見方に影響します。

結論:118万kWは、夏前のカレンダーで見る

大飯4号機の工程は、原子力ニュースであると同時に、夏前の供給力ニュースでもあります。6月22日に向けた工程が、今後の需給を見る一つの目印になります。


用語ミニ辞典

用語意味
加圧水型軽水炉原子炉の形式の一つ。PWRとも呼ばれる。
定格電気出力発電設備が設計上出せる電気出力。
臨界原子炉内の核分裂反応が持続する状態。
調整運転本格運転前に出力を上げながら設備状態を確認する運転。
総合負荷性能検査本格運転再開前に性能を確認する検査。

出典:

  • 関西電力「大飯発電所4号機の原子炉起動および調整運転の開始予定」(2026-05-25)

出典・参考情報

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参考メディア: 画像URL: 既存記事 iea-nuclear-new-era-data-center-power.jpg を再利用(ライセンス確認済み画像)

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